資格取得者(造園施工管理技士)の年収
造園施工管理技士の収入相場
造園業に携わるなら、国家資格である造園施工管理技士をとっておくことで年収アップや仕事の幅を広げることができます。ここでは、造園施工管理技士の一級と二級の年収相場と、取得の難易度について紹介していきます。
造園施工管理技士の年収イメージ
造園施工管理技士には1級と2級の資格があり、それぞれの資格を持っていると資格手当が支給されることが多いです。平均年収は300~650万円程度で、2級では月に3千円~5千円程度、1級では月に1万円~2万円程度の資格手当が出ます。また、試験に合格した場合には報奨金が別途支払われることもあります。
一級造園施工管理技士になるには
造園施工管理技士の検定試験は、1級と2級に分かれており、いずれも受験資格を得るためには実務経験を積む必要があります。必要な実務経験の年数は、1級と2級で異なる他、学歴や在籍学科でも変化します。また、令和3年より新制度となり、試験の名称が第1次検定、第2次検定と変更になり、第1次検定のみの合格者には「技士補」、第1次と第2次の両方に合格すると「技士」の称号が付与されることになりました。この仕組みは、1級も2級も同様です。令和2年度の1級学科試験の合格者数は1,178人、合格率は39.6%、実地試験の合格者数は695人、合格率は41%でした。一方2級学科試験の合格者数は2,080人、合格率は58.3%、実地試験の合格者数は1,089人、合格率は43%でした。
造園施工管理技士に関する口コミまとめ
合格する為のポイントは失敗しても決して諦めないことだと思います。原因を突き詰めて努力すれば、遅かれ早かれ結果は自然とついてくるものです。
私が造園の資格を考えたきっかけは、自分の為というよりは、現場の第一線で業務に携っている従業員に刺激を与える為でした。受注できる工事も資格の有無で影響される事があります。受験するなら1回で合格したいと思っていたので、ネットで専門的に教えてくれる学校を探しました。
部下に資格取得を推進する管理職としての立場上、毎年何かの資格にトライしています。造園施工管理技士の資格取得を今回目指したのは、仕事で外構工事もやることが多く、また自分自身のスキルアップになるからです。
二級造園施工管理技士と一級造園施工管理技士の違い
一級と二級の造園施工管理技士は、大きな造園工事を請け負うことができるか否かという違いがあります。一級の資格を保有していれば、一般的な造園工事の規模よりも大きな自治体が発注する仕事も受けられます。
そのため、より実績を積むためにも二級取得後に一級を目指す人が多数です。技士の腕や実績が重視されやすい造園業では、いかに大きなプロジェクトに参加するかが重要となります。大きなプロジェクトを任せることができる造園施工管理技士の一級は、取得しておいて損はないでしょう。
施工管理未経験から資格を取るのに必要なこと
施工管理未経験から造園施工管理技士の資格取得を目標とするのであれば、まずは実務経験を積むことが大切です。造園業では資格習得もさることながら、実力や実績が評価される職種だといえます。一級の資格を習得しようと思ったら、それなりの実務経験を積まなくてはなりません。そのため、まずは未経験でも造園業に携われる派遣会社に登録するのがおすすめです。