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資格取得者(建築施工管理技士)の年収

建築施工管理技士の収入相場

建築施工管理技士は各営業所に資格保持者を必ず配置しなければいけない国家資格です。一級と二級がありますが、持っているメリットや年収への影響を見てみましょう。

一級建築施工管理技士の年収イメージ

施工管理技士の資格を持っていると、主任技術者として施工計画の作成や、現場の工程管理などができるようになります。一級の場合は、工事の規模や種類に制限なく、高層マンションなどの大規模な現場も管理することができます。転職サイトの求人情報をベースに年収相場を推計すると、全世代(20~50代)の平均年収は500万~1,000万程度です。さらに各年代別では、20代/450万~520万、30代/500万~700万、40代/650万~850万、50代/800万~1,100万程度となっています。※各年収には月給+賞与+各種手当を含む。

参照元:リクナビNEXThttps://next.rikunabi.com/rnc/docs/cp_s00700.jsp?leadtc=n_ichiran_panel_submit_btn

調査年月日:2023年3月18日

二級建築施工管理技士の年収イメージ

一級と比べると細かい違いはありますが、二級の場合は管理できる現場の規模が請負金額4,000万円までに制限されるのが大きな違いです。ショッピングモールや公共事業などの大規模現場では資格を活かすことができません。年収に関しても、二級は一級と比べて平均相場が低くなりますが、それでも全世代(20代~50代)の平均で350万~700万程度となっており、未経験や無資格者と比べると年間で50~300万円の差がつきます。

参照元:リクナビNEXThttps://next.rikunabi.com/rnc/docs/cp_s00890.jsp?fr=gnav1_keyword_submit

調査年月日:2023年3月18日

一級建築施工管理技士になるには

一級建築施工管理技士の受験資格には実務経験が必要となります。最終学歴や学科によって異なり、最短でも3年以上、最長だと15年以上の実務経験が必要となります。二級を取得すると5年に短縮されますので、順番に取得するのも有効な手段。

試験は第一次検定(学科)と第二次検定(実地)があり、直近5年間(2018~2022年)の合格率は、一次がおよそ42%、二次がおよそ44%です。一次・二次あわせた全体は43%です。試験日は毎年一回で、申込から約4か月の期間があります。勉強期間は様々ですが、100~400時間程度のが必要と言われています。

参照元:総合資格学院:一級建築施工管理技士 試験の合格率:https://www.shikaku.co.jp/kenseko/info/exam/contents/goukaku.html

参照元:SAT 現場・技術系資格専門:一級 勉強方法と対策:https://www.shikaku.co.jp/kenseko/info/exam/contents/goukaku.html

二級と一級建築施工管理技士の違い

二級建築施工管理技士の受験資格は年齢制限のみで、満17歳以上の方であれば受験できます。取得が容易な分、現場でできることは少なく、公共事業などの大規模な現場では活用できません。請負金額が4,000万円までに制限されるので、ゼネコンなどを志望する場合は一級へのステップアップを目指しましょう。資格取得で期待できる年収アップ額は未経験と比べるとプラス50万円から200万円くらいです。

施工管理未経験から資格を取るために必要なこと

未経験で施工管理の資格取得を目指す場合、実務経験を積むのはもちろん必要ですが、会社の資格取得サポート体制も重要となります。勉強時間の確保や、試験日の有給確保など、仕事をしながらの資格取得は会社との連携が欠かせません。未経験からプロの施工管理者を目指す体制が整っているのは派遣の施工管理会社が多いためおすすめです。資格取得を目指すなら、サポート体制が充実している派遣会社を探してみましょう。

Doorsイメージキャラクター「パンクス」
パンクス

未経験スタートで年収を上げるためにはまず施工管理を続けられなきゃいけないわけだ。
仕事がきついのにサポート体制が整ってない会社に入ったら終わりだな。勤務地の問題もあるし…
会社のどこを見て選べばいいかわかんねぇ!

【インタビュー】
10年のベテランは語る
「施工管理の魅力」