資格取得者(土木施工管理技士)の年収
土木施工管理技士の収入相場
公共事業などで必須となる土木施工管理技士。一級と二級それぞれの年収相場や資格の難易度などについて紹介していきます。
一級土木施工管理技士の年収イメージ
「一級土木施工管理技士」の資格取得は監理技術者としての大規模工事の監督ができるため、高収入になります。平均年収は400~700万円で、資格手当もあります。ただし、取得には長期間の実務経験か2級土木施工管理士の資格とそれに加えた実務経験が必要です。
二級土木施工管理技士の年収イメージ
2級土木施工管理士は、中規模な工事に主任技術者として関わることができ、年収も資格がない場合より高くなる傾向にあります。平均年収は300~600万円とされています。しかし、現場での実務経験も評価されるため、資格のあるなしにかかわらず、実務経験を積むことも重要です。
一級土木施工管理技士になるには
土木施工管理技士の受験資格については、2021年4月から緩和されています。具体的には、2級土木施工管理技士の第二次検定合格者が、1級土木施工管理技士の一次検定のみを受験する場合、実務の経験が免除されるようになりました。これにより、より早期に1級土木施工管理技士を受験することができるようになりました。また、1級土木施工管理技士の受験合格率は、第一次検定が約60%、第二次検定が30~40%となっています。
土木施工管理技士に関する口コミまとめ
二級は解答に選択肢がありますが、一級では直接書かなくてはならないので難易度が上がります。また、2級は用語の説明などが多いですが、1級だと対策と施工上の留意事項などの問題が多くなります。
一級の資格があると、大手転職サイトなどでスカウトメールをもらう機会が多くなります。転職先の選択肢が増えるのは大きなメリットですね。
請負金額にもよりますが、二級だと施工管理として限界があります。一級があると大きな現場の実績を積めるようになるので、会社にも重宝されて給料アップも期待できますし、転職時にも有利です。
二級と一級土木施工管理技士の違い
一級の場合は基本的にほとんどの土木工事に関われますが、二級の場合は責任者になれる工事種目が少なかったり、請負金額に制限があったりします。
どちらも受験資格として実務経験が必要ですが、二級の方が必要な期間が少ないため取得しやすいです。二級があると一級の受験資格も緩和されますので、未経験から取得を目指すなら順番に挑戦するのが良いでしょう。
施工管理未経験から資格を取るために必要なこと
土木施工管理技士を取得するためには、現場での実務経験を積むのはもちろん大切ですが、会社のサポート体制も大切です。毎日仕事をしながら勉強するのは簡単なことではありません。研修制度や学校に通う時間の確保など、会社と連携を取るのが重要です。そこで、未経験で入社する人が多い派遣会社がおすすめです。サポート体制がしっかりしていますし、多くの未経験者をプロに育てる実績もあります。未経験から資格取得を目指すのでしたら、ぜひ検討してください。